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スマートグリッド

 太陽光発電に関連して、最近よく耳にする言葉にスマートグリッドがあります。「賢い送電網」と訳されることもありますが、送電にとどまらず、エネルギー全体のIT化といったイメージでしょうか。

 スマートグリッドが最初に注目されるようになったのは、2008年の米国の大統領選挙で、オバマ大統領候補が発表したエネルギー政策の中での言及でした。自然エネルギーを大量導入し、これをスマートグリッドで利用していくというものでした。
 日本では2009年頃から話題になり、政府や電機メーカーなどが積極的な実証試験を行っています。また、電力会社でも、スマートグリッドの核となるスマートメーターの導入を打ち出しています。

 スマートグリッドは、双方向通信の機能を持つ電力計のスマートメーターをはじめ、電気自動車などの蓄電池としての活用、省エネ家電の制御、太陽光発電の電力の大量受け入れなど、さまざまな技術が組み合わされたものです。
 とりわけ、太陽光発電は、大量に導入された場合、地域によっては電力が余ってしまうということが起こるため、エネルギーが無駄になってしまう可能性があります。そこで、地域ごとに蓄電池を導入したり、電力の余剰に応じてエコキュートなどを運転したりといったことが研究されています。こうした技術は、日本型スマートグリッドとよばれています。

 快適な生活と省エネを両立させるスマートグリッドに対する期待は世界的にも高まっています。とりわけ、東日本大震災以降、電力の供給力に不安が生じている我が国においては、電力消費のピークをカットしたり、効率的な機器の運用を実現する技術だけに、いっそうの技術開発・普及が求められています。

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